いんぷれしあ

ラノベやゲームなどの感想・考察を中心に記事を書いていくオタクブログです

Re:ゼロから始める異世界生活 19巻&アルの感想・考察

今回の感想、、最高の一言に尽きる…

最初から面白かったけど巻を増すごとにどんどん面白くなりますね!

スバルやエミリアのこれまで積み重ねてきた経験、成長、一年間の修業がしっかりと活かされていて最高の巻でした

敵キャラであるレグルスもこじらせすぎた大物になれない小物感が出てて、いい敵キャラだったと思います

(最後エミリアたちに吹聴されることをあれだけ嫌がっていたにもかかわらず当のエミリアには思い出してもらえてすらなくて笑ってしまいました…)

あと個人的にはプリシラの『ぱいおにあ』とか『ふぇあ』の発言が可愛すぎる!!!!!

 

5章に入ってようやくプリシラ陣営が出張ってきましたがプリシラ、アル共に重要キャラなだけあって気になる発言、描写が多いです

というわけでスバルについてちょっぴり書いた後でアルについての考察を伸ばしていこうと思います。

以下考察

注:私はWeb原作を読んでおらず文庫版のみ読んでいるためWeb原作で明かされた事実などを考慮できていませんし検討違いの考察をしている可能性もあります。(引用はWeb版からしています)

スバルについて 

まず、今回作中で星の名前を持つキャラの名前の由来と権能に関係があることが明かされました

星の名前といえば物語の主人公であるスバルの名前も星の名前ですね

「すばる」という名前は「たくさんのものをむすんで一つにまとめる」という意味の言葉から来ているようです。

大罪司教の名前の由来と権能に関係がある様に「すばる」の由来にも同様に関係があるるのならスバルの権能とは「倒した敵の魔女因子を受け継ぐ」というものなのでは?

確証はありませんが大罪司教『怠惰』を倒し『怠惰』の魔女因子を受け継いで『見えざる手』を使える様になっていますし、今回の話で言えばレグルスを倒して『強欲』の魔女因子を受け継いでいます

(なので今後のスバルは劣化『獅子の心臓』を使えるようになるのではないでしょうか)

 

 アルことアルデバランについて

まず、アルことアルデバランは著者が今作品の超重要人物であると明言しているほどの謎が深い人物です。

《記憶喪失の異世界人:アルデバラン

皆さんお察しの通り、この作品における超・重要人物の一人。兜の下に隠された正体とは、その名前の意味とは、思わせぶりな態度、今後の動向はいったい。彼の事情が明かされるとき、それは物語に隠された最大の謎の一つが明らかになる。作者が『Re:ゼロから始める異世界生活』の中で仕掛けた、三つの確信的な謎の一つを握る人物。

引用元:mypage.syosetu.com

まず前提としてこのアルデバランというのも星の名前です

アルデバランの意味は

統星の後星(すばるのあとぼし)」「後に続くもの」

アルデバランが東の地平線から昇ってくるときに、プレアデス星団の後に続いて昇ってくることからの命名である

引用元:ja.wikipedia.org

この時点でかなり怪しいですね

またアルデバランプチ死に戻りの様な能力を持っています

これについてはリゼロ短編集1『後追い星をやめた日』参照

 

これらを踏まえた上でアルデバランの正体は20年前に召喚されたもう一人のスバル的な存在ではないかと予想します

では、なぜその様に推測するのかの理由を書いていきます

その一 スバルとサテラの関係

『試練』における魔女のお茶会でスバルがサテラの愛の告白に身に覚えがないと感じています

当然スバルが召喚されてからお茶会まではサテラとの交流は一切ありません

にもかかわらずサテラがスバルに懸命になる理由それは

400年以上前にもスバルが召喚されているからなのではないでしょうか

具体的に言うとスバルが異世界召喚される際に存在が複製されてバラバラの時間軸に召喚されたということです

つまりですね…400年以上前の時間に召喚されたスバルもいれば20年前の時間に召喚されたスバルもいるのでは、という話です

400年以上前に召喚されたスバルがサテラの知るスバルであり20年前に召喚されたのがアルデバランである、ということです

であれば現在のスバルにサテラの愛が見に覚えがないのもサテラがスバルに思いを寄せるのも頷けます

 

その二 ずばりスバルのハンドルネーム

まずこちらを御覧ください

スバルのハンドルネームはネタバレになるそうです。また

「星の名前から取る、ってな。ネットのハンドルネームも星の名前だし、偽名とか名乗るにしてもたぶん星から取るね。これもある意味、キラキラネーム!?」

引用元:ncode.syosetu.com

これぶっちゃけスバルのHNがアルデバランなのでは?と思ったわけです

というのもスバルの性格的にスバルが偽名だったりHNをつけるなら「アルデバラン」って名乗りそうじゃないですか?

ただの僕の所感でしかないのですがやけにかなりハマってしまってアルデバラン=偽名を名乗ったスバル、という考えでロックしてしまっている節があります。

たとえ前述のスバル多重時間軸召喚説(今名付けた)が間違っていたとしてもアルデバラン=偽名を名乗ったスバル説はあっていると思いますこれがミスリードとかで騙されていたとしたら地団駄を踏んで暴れます。

 

その三 魔女教にくわしい&レムをラムと勘違い

5章にてアルがスバルに対して『暴食』の大罪司教に名乗るなとアドバイスしています

この時点でアルは『暴食』の権能について知っているという点

さらに、3章『豚の欲望』でアルはレムをラムと勘違いしています

「んじゃ、養生しろよ、兄弟。そっちの嬢ちゃんも……あー、確かラムっつったか。よろしく頼むわ」

 

「――ラムは姉様の名前です。レムの名前はレムですわ、アル様」

引用元:ncode.syosetu.com

ラムの幼少期に鬼族の集落は魔女教の襲撃を受けいています、アルデバランは集落もしくは襲撃になにか関係していて、レムは死んだものと認識していたのではないでしょうか

 

まとめ 『後追い星』とは

前述した通りアルデバランは鬼族の集落襲撃に関わっているとみています

鬼族の集落襲撃といえばそれを企てたのがロズワールでしたね

つまりアルデバランは襲撃の際にロズワールの持つ『叡智の書』読んだもしくはそれに準ずるなにかをしてナツキ・スバルの英雄としての未来を知ってしまったのではないでしょうか

それが『豚の欲望』での見送りの際にスバルに対して放たれた

「ふざけるなよ。アレが、そうだってのか……反吐が出るぜ」

引用元:ncode.syosetu.com

という言葉のアレであり

「後追い星」とは『叡智の書』に記された未来の英雄の記述をなぞる

=英雄を目指す、という意味であり

短編集1『後追い星をやめた日』とは”『叡智の書』に記された英雄”を目指すことをやめてプリシラについていくと決めた日、という意味で

さらに第五章プリステラでのスバルに対する”英雄的行動に否定的な発言”の理由なのではないでしょうか

(ちなみに書籍版6巻では「ふざけるなよ。アレが、そうだったのか……反吐が出るぜ」

と修正されているのでアレとは過去のことだとわかります)

 

うわーーーん;;プリシラについても書くだけ書いてみようと思っていたのですが

あまりにも長くなってしまうので別記事に書きます

というか結局19巻とか関係なくアルのについて考察を書いただけになってしまいました。すみません。

一番恐いのが20巻やWeb原作の内容で今回の仮説が完膚なきまでに否定されることです…。

19巻読破後、考察モチベに満ち溢れていたので考察してみようと思ったのですがこの手のループ物はどれも複雑で難しいですし全く考えが繋がりませんでした。

ここに書いた要素だけでなく星座関係の神話要素なんかも意味深なものが多々あり、まだまだ考察の余地がありそうです…。